【2019年版】Ubuntu系のOSを自作しよう ~ISO作成編~

BodhiBuilderを用いてオリジナルのOSを作成します。

自分の好きなデスクトップ環境やソフトウェアを入れてオリジナルのOSを作成しましょう。

実際に開発中のOS『SereneLinux』の実例を挙げながらわかりやすく解説していきます。

こちらでサイト新しく作り直してます。このサイトの情報は古いのでよければどうぞ。

ISO作成について

いよいよISOを作成していきます

ISO作成には『BodhiBuilder』というフリーソフトを使用していきます

ですが、このソフト実はバグがあり正常にISOを作成することができません

このサイトはそのバグ回避の解説を行っている唯一のサイトです

Basixに付属しているBodhiBuilderを削除する

Basixに付属しているBodhiBuilderは少しバージョンが違い、正常に動作しない可能性があるので削除します

以下のコマンドで簡単に削除できます

$ sudo apt-get -y purge bodhibuilder
$ sudo apt-get -y auoremove

SereneLinuxのリポジトリからBodhiBuilderをインストールする

こちらのリンクからSereneLinux用のBodhiBuilderをダウンロードしてください

その後、何らかの方法でインストールを行って下さい(dpkgやapt、gdebiなど)

BodhiBuilderを実行してISOを作成する

いよいよスクリプトを走らせます

ターミナルエミュレーターを起動して以下のコマンドで起動します

$ gksu bodhibuilder-gtk

「OK」をクリックします

bodhibuilder起動直後

「Settings」タブに移動して、それぞれの項目を入力します

「Username」には、インストール時と同じ名前を入力してください

「CD Label」では、32文字以内で入力してください

それ以上はエラーになります

「Squashfs options」には「-no-recovery -always-use-fragments -b 1M -no-duplicates」と入力してください

(筆者もこれの意味はわかっていませんがBasixではこのオプションがつけられていたらしいです)

あとは自由で構いません

設定が終わったら、「Actions」タブに戻って「Dist」ボタンをクリックし、ISO作成を開始します

すると、Outputタブへ自動で移動し、いろいろログが出力されます

ISO作成が終わるとまたダイアログが出るので、それまで待ちます

作成中はCPUをたくさん使用するので注意してください

作成したISOの場所

作成が終わったら、ISOを確認しましょう

初期設定のままなら下のパスに保存されています

/home/bodhibuilder/bodhibuilder

このパスの中に.isoや.md5、.sha256などがあるはずです

この3つのファイルを配布するので、クラウドサービスなどを使うなり共有フォルダを使うなりしてホスト環境(仮想マシンの外)に持ってきておいてください

起動チェック

ISOが起動するか確かめましょう

最初に準備した実験用DVD-RWにISOを書き込んで実機で実験するか、仮想マシンで動作させます

準備編 の「仮想環境にBasixをインストールする」と同じ方法で仮想マシンにインストールします

自分の思ったとおりのインストールスライドや、アイコン、テーマになっていれば成功です

うまくできなかったら、 カスタマイズ編 で確認するか、私のTwitter( トップページ )の私のTwitterのDMに来てください

配布編へ続く

自分用のISOを作った人はこれで終わりですね。お疲れ様でした

配布するためのOSを作った人は一番最後の「OSを配布する」という作業が残っています^^;

それでは、また次回。

配布編へ行く